【One shot レビュー】チャンスは1度だけ…脳みそぶん殴られた様な衝撃的なゲーム

数多くのゲームを遊んできた。

ホントに何千本と遊んできた。

そんな僕でもゲームでここまで衝撃を受けるなんて思わなかった。

「チャンスは1度だけ」

 

そんなありきたりな言葉を聞いても僕にはあまり響かなかった。

「ハイハイ分かりましたよ〜」

なんて軽く見てました。

 

コレを見てるアナタも同じように思う事でしょう。

でもなぜかゲームクリア後にこの言葉を聞くと胸が痛くなる。

僕はこのゲームを2度と遊ばないだろう。

 

「チャンスは一度だけ」

 

間違った選択肢を選べばやり直せば良い。

ゲームなんだからそれが出来る。

とでも思ってませんか?

 

このゲームは例外だ。

自分の選んだ選択肢に責任を持たなきゃいけない。

最後の二択が出た瞬間、頭をハンマーで思いっきり叩かれたような衝撃が走った。

「自分には選べない」

 

重く何かがのしかかってきて思わず冷や汗が滴る。

このゲームではプレイヤーであるアナタが神様です。

神様であるアナタは、可愛らしいネコのキャラであるニコを操作します。

選ぶのは他の誰でもなく、紛れもないアナタ自身。

 

「チャンスは1度だけ」

 

この選択に僕は”誤った”方を選んでしまった。

それがもしかしたら正解かもしれない。

でも僕の中にはどこか後悔や自責の念が芽生えてしまった。

 

でも僕は後戻り出来ない。

One Shot。

チャンスは1度しかない。

 

このゲームタイトルの意味がやっと分かった。

認めたくないけど”一度だけ”なんです。

だから僕はこのゲームをやり直す事なんて出来ない。

アナタはどちらを選びますか?

 

タイトル One Shot

詳細情報

  • 機種 PC
  • ジャンル アドベンチャー
  • 購入価格 Steamセールで498円(定価980円)

ざっくり概要

パソコンにありがちなフリーゲームライクなアドベンチャーゲーム。

崩壊した世界を元に戻すために奮闘する話です。

 

探索や謎解きがメインなのでアクションが苦手な人でも遊びやすい印象。

ゲームオーバーの概念もないので、謎解きに間違えても大丈夫。

突然の驚かし要素やホラー要素もないので安心して楽しめます。

 

ギミックもパソコンの機能をフルに使った独特なモノが多く、工夫が凝らしてあって個人的に好きでした。

しかしパソコン操作に慣れてない人には難しい謎解きも多く、誰でも遊べるかと言われると微妙…

 

可愛らしくてちょこちょこと動くネコのキャラクター”ニコ”がとにかく可愛い!(笑)

記憶を無くし”世界の太陽”を持ちながら健気に頑張る姿は、見ていて癒されるし勇気をもらえる。

 

ストーリーの終盤に入り薄っすらと真相が掴めてくる頃には、アナタもゲームにどっぷり浸かってる事でしょう。

ニコをまるで我が子のように可愛がり、世界を元に戻そうと奮闘します。

 

しかし。

プレイヤーはとある疑問や葛藤にぶつかるんです。

  • ニコは一体何者なのか?
  • 何故世界を救う為に冒険してるのか?

 

「何のために」

 

このゲームはアナタの行動が影響を与えるゲームです。

決してやらされてる訳ではなく、アナタ自身が決断を下すんです。

 

僕はこのゲームを多くの人に味わって欲しい。

悩み、葛藤、決断。

人生と同様にチャンスは1度しかない。

 

アナタしか悩めない。

アナタだけしか選べないんです。

アナタのOne Shotを決断してください。

 

ここがポイント!

  • ドット絵で表現される懐かしくも暖かいキャラクター
  • ゲームオーバーもなく、フリゲーライクで遊びやすい雰囲気
  • パソコンの機能を存分に使った謎解きの数々
  • ニコが可愛い
  • 最後の最後に迫られる2つの選択肢
  • チャンスは1度だけ

反射神経いらずのアドベンチャー

 

アクションがどうも苦手で遊ぼうにも気が進まない。

なんて方が結構いらっしゃいますが、One Shotはアクション性がないのでのんびりプレイ出来ます。

 

工夫を凝らしたギミックが随所に散りばめられてたり、伏線回収が楽しいのでマンネリ化する事もなかったです。

移動に関しても一度訪れた場所はワープ移動することが出来るので、さほど苦もなくサクサク進みました。

僕の知る限りワープで進めるアドベンチャーは数少ないので、とても印象的でした。

 

パソコンのアドベンチャーにありがちな驚かしやホラーもなく、難しい操作もないので女性にも遊びやすいと思います。

難しい操作はありませんでしたが、ラスト付近のギミックはかなり難解でした(笑)

 

手より頭を使って遊びたい人にはオススメです。

 

ドット絵で描かれる可愛らしいキャラ

そう、ユーのこと(笑)

ドット絵の柔らかい絵が可愛らしく、思わず感情移入してしまいました(笑)

荒れ果てた世界の中で奮闘する主要キャラのニコがとにかく可愛い。

ホントに癒されました。

 

他のキャラも丁寧にドット絵で描かれていて、好きな人のツボを突いてきます。

派手さや美麗なイラストはないけれど、ゲーム好きなら誰もが好むドット絵が良い味出してました。

 

時々入るイラストもどこか切なさを感じる朧げなタッチで好印象。

何度も言うようですがホントに可愛いんですよ。

重要なアイテムを両手で常に抱えて、えっちらほっちら動き回る姿がもう…(笑)

なんか幸せになれよって感じです。

 

メタ表現がプレイヤーをプレイヤーに戻す

mizutaapandaは僕のことです(笑)

 

メタ表現って言葉をご存知でしょうか?

通常のゲームだとプレイヤーがゲームキャラに自分を重ね合わせ、冒険をするケースが多いです。

メタ表現だとプレイヤーはあくまでゲームを操作する存在としてゲームの中で強調されます。

 

プレイヤーはゲームとは違う次元に存在すると言うことが明確になってます。

つまりゲームの中に自己投影してプレイすると言うよりも、客観的に遊んでもらうように表現してるゲームですね。

メタって言うのはその世界には無い存在だけど、実際は存在してる事について言及すること。

 

例えば。

ゲームの声優名とかがプレイ中に出てきたりするのはメタ表現です。

声優はゲームの中には存在してませんが、ゲームの外から見ると実際存在してますよね。

こう言った表現をメタ表現って言います。

ちょっと難しいですよね(笑)

 

One Shotの中ではプレイヤー=神様として扱われます。

アナタはゲームの世界のキャラではなく、紛れもなくアナタ自身としてゲームを遊んでるんです。

ゲームのキャラになりきるのではなく、全てはアナタの行動で決まるんです。

 

ストーリーが進むとプレイヤーとニコが会話出来るようになります。

ここのメタ表現はとても不思議な感覚。

僕は好きです。

みるみると引き込まれました。

 

しかしプレイヤーである私達はゲームの住人ではありません。

あくまで外から遊んでる1人のプレイヤーなんです。

だからこそ。

どこかもどかしくて切なくて…

 

このような表現は色物のゲームに多いんですが、One Shotはとっつきやすく遊びやすかったです。

ゲームの中の世界とリアルの外の世界との不思議な会話をお楽しみください。

思わずゲームの手を止めたくなる伏線

最初はゲームの目標である”世界に太陽を戻す”為に一生懸命でした。

この崩壊した世界をどうにか元の世界に戻したい。

その想いで頑張ってました。

 

ところがストーリーを進め、伏線が回収されてくると一転。

怖くなってくるんです。

悪寒が走り嫌な予感がする。

 

世界の為に進めば進むほど疑念が確信に変わってくる。

薄々気づいてた真実がすぐそこまで迫ってくる。

認めたくない現実をプレイヤーであるアナタは知ってしまう。

ところがニコは何も知らない。

 

所々に隠されたメタ表現によるメッセージで、プレイヤーにだけは真実が分かるようになってます。

何も知らずに頑張るニコを横目に、プレイヤーであるアナタは重大な選択を選ぶ事になるんです。

 

決断の時”チャンスは一度だけ”

「ゲームなんて何度もやり直せばいい」

果たしてそうだろうか。

自分の都合の良いように結末を変えることが必ずしも正解なのか。

 

僕はこのゲームを通じて選択の重みをひしひしと感じた。

人間はとてつもなく重大な二択を選ばなきゃいけない時が必ずくる。

ゲームならそんな選択もやり直せるなんて思ってませんか?

 

このゲームはやり直しが効かない。

最後の最後。

自分がどんな行いをしようと2つの内、必ずどちらかを選ばなければならない。

 

どちらも正解でどちらも不正解。

正直意地悪な選択肢だった。

それでも私達は選ばなきゃいけない。

 

ゲームでこれだけ考えた事が今まであっただろうか。

たった1つの選択肢を前にして、だいの大人が1時間も悩んだ。

そして僕は”ぶっ壊わす”方を選択した。

 

果たしてコレで良かったのか…

もう1つの選択肢を選んだ方が良かったのか…

正直な話、自責の念もある。

悩んでも答えは出てきそうにない。

 

ここで遊んだ事がない人はこう思うだろう。

「やり直してもう片方を選べば良い」

前述したようにこのゲームは片方の選択肢を選ぶと遊べなくなる。

つまりやり直しは効かない。

 

One Shot。

文字通りチャンスは一度だけ。

 

仮にやり直しが効くとしても、僕はこのゲームをやり直すことは出来ない。

それが自分の選んだ選択肢の重さであり、責任なんです。

自分が世界を変えてしまった。

その責任を持ちつづけることがこのゲームを遊び終わった僕の流儀である。

だからこそ。

もう片方の選択肢を選んだ時の結末を知る術はない。

チャンスは一度だけなのだから。

 

まとめ!

僕の中で殿堂入りのアドベンチャーゲーム。

両方を選ぶ事が出来なかったのだろうか…

そんな贅沢は出来ないと思ってる。

でも心の中では諦められない自分がいる。

 

もし。

コレを見てくれてOne Shotを遊んでくれたアナタが同じ思いを抱いてくれるなら。

どうか諦めないで欲しい。

 

“記憶を消せば”もう一度足掻く事が出来るかもしれない。

もしかしたら。

もっと別の結末を迎えられるかもしれない。

 

運命に抗い続けることで道が開けるかもしれない。

希望を捨ててはダメだ。

 

自分の決めた判断を貫く姿勢も良いでしょう。

アナタのOne Shotはアナタが決めた結末で終わる。

 

でも。

もしかしたら真のエンディングが見れるかもしれない。

見るのも見ないのも自由。

 

しかしチャンスは一度だけ。

是非、究極の二択を経験してください。

寂しいので質問やコメントはお気軽に~(笑)

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