「PS2のオススメゲームに必ず名前が挙がるあのゲームはなんだろう?」
多くの人が誰かに自信をもって勧めているゲーム。
本来であれば人に教える必要もないのに、自分から率先して遊んで欲しいと伝えたいゲーム。
アナタはそんなゲームに出会ったことがありますか?
正直多くのプレイヤーがそれを本意で語っているのかは、定かではありません。
なんとなく面白かったから、と言う理由で人に勧める人も居ます。
多くの人が世間の評価に流され、自分の価値観とは違うことを口にしてる場合も大いにあります。
有名なゲームほど影響力が大きく、遊んだことも無いのにオススメしてる輩も存在します。
結局評判なんてものは当てにならない事も多いんです。
実際に自分で遊んでみて、初めて分かるんです。
そんな様々な憶測が飛び交う中、長く愛されてきたゲームには特徴があります。
プレイヤーの心を奪うんです。
心から感情が溢れてきて思わず、言葉を失う。
「このゲームに出会えてよかった」
ただそれだけの感情に浸ることが出来る。
それって素晴らしいことじゃないでしょうか?
そんなゲームこそが長く愛されてるゲームです。
古くから朽ちることなく、現代に語り継がれる名作なんです。
とは言っても、数あるゲームの中から自分に合うゲームを探すことは至難の業。
そこでワンコインゲームを300本近く集めた、僕が最高峰の1作品を紹介します。
500円以下とはとても思えない、ゲームで味わえる最高峰の感動を届けます。
機種 PS2
ジャンル アクション
購入価格 メディアファクトリーで100円
最後の一撃は、せつない。
ゲーム好きなら一度は聞いたことがあるであろう名作。
主人公ワンダを操り、とてつもなく大きい巨人と戦うゲームです。
自分の何倍もの大きさの巨人と戦うことなんて、イメージが出来ないと思います。
画面からでも、巨人の大きさと圧倒的な存在感がこちらに伝わってきます。
アナタはこんな事を想像した事があるでしょうか?
自分がアリのような大きさになって、人間に立ち向かう。
巨人が歩くたびに地面が激しく揺れ動き、恐怖で足がすくむ。
直ぐに逃げなきゃ殺させる。
そんな本能的な危機感を感じる事でしょう。
「勝てるはずない..」
それでも愛する人を守るため、果敢に立ち向かう。
このゲームが感動するといわれる由縁の一つです。
フィールドはオープンワールドになっており、行くあても無いまま巨人を探す旅に出ます。
愛馬にまたがり、風を切る音だけが耳に残る。
余計なものを一切省くことで広がった世界は、ゲームを超えてリアルを感じます。
ゲームなのに何もないんです。
そこにワンダと巨象が居るだけ。
ゲームにありがちな派手さは全くないです。
だからこそ、まるで自分がそこに居るかのような没入感を感じられるんです。
経験値などの概念は無く、道中にザコ敵も出現しないので非常にスムーズでテンポが良い。
敵との戦いはボス戦のみで、一見勝ち目の無いような威圧を放つ巨人との戦いは、かなり鳥肌ものです。
感動作=泣ける良い話のイメージがかなり強いですが、個人的な印象は全く別でした。
ゲームでここまで表現できるのか‥
誰しも素晴らしい景色を見た時に、感動の声を漏らすと思いますが、まさにソレなんです。
普通に遊んでるだけなのに、ただただ圧巻。
「このゲームすげぇ…」
心から感動しました。
行くあてもない冒険
主人公ワンダはヒロインである女の子を救うために、世界に存在する巨人を倒す旅に出ます。
それ以外の目的は無く、巨人を探す目印になる物は、自身の持つ剣が放つ光のみ。
マップが表示される事もなく、大した説明もなく、いきなりほっぽり出された感じです。
最近のゲームで良く聞く”雰囲気ゲー”と呼ばれる様なゲームで、独特の世界観を持ってます。
広大なフィールドを愛馬と共に駆け抜け、まだ見ぬ巨人を探す旅はココロを揺さぶります。
早く巨人と戦いたい!
そんな思いに駆られながら、光の指す方角へ愛馬を走らせる。
ロードも無くストレスフリーに切り替わって行くマップに感動しつつ、とりあえず辺りを散策。
やっとの思いで巨人に出会った時の衝撃は、忘れられません。
デカすぎて思わず自分の体をのけぞらせ、テレビ画面のはるか上覗いちゃいました(笑)
最初こそ戸惑いを隠せない事も多く、微妙だなと感じてしまうプレイヤーも割と多いです。
ハードルが上がり過ぎてるのが原因ですね(笑)
僕も正直な話、巨人と出逢うまではそこまで良い印象はありませんでした。
何して良いかわからないし、レベルも無いし、小難しいゲームだなと。
最初の巨人と出会うまでは。
大感動の巨人戦
なんだコイツ、めっちゃデカイぞ!
テレビ画面に収まりきらない規格外の大きさに、思わず画面の外を見上げてしまうほどの迫力。
加えてこちらの持つ武器は剣と弓のみ。
勝てるはずが無いと思える程の絶望感を感じ、威圧感に圧倒されてる間に踏み潰されました。
「すげぇ…」
こんなの初めてだ。
素直な僕の感想です。
今まで遊んできたゲームは、経験値を稼いだり、テクニックを磨けば勝てるきざしが見えました。
今回は全然見えない…
最初のボスなのに。
何より迫力が凄い。
一体どうやって攻撃すりゃ良いんだと思えるほどデカくて、試しに足を斬りつけてみても与えるダメージは1ミリ程度。
まるで山と戦ってるかの様な気分です(笑)
まさしくボスの名に相応しい貫禄で、目の前に立ち塞がります。
永遠とチクチク攻撃しても体力は全く減らないし、敵の容赦無い攻撃がこちらを襲ってきます。
だからと言って強力な技があるわけでも無く、強い武器が手に入る訳でも無く、レベルを上げて倒せるわけでも無く。
主人公とシンクロしたかの様に、あることを考える訳です。
どうやったら倒せるのか。
最後の一撃は、せつない
一見どうやっても勝ち目のない戦いに見えますが、巨人には弱点が存在していて、そこを剣で突き刺す事でダメージを与えることが出来ます。
弱点になる部分は巨人の上部に存在している為、普通に戦ってるだけでは届きません。
力一杯巨人にしがみ付き、少しづつ巨人の身体をよじ登り、脚などを攻撃したりして体勢を崩します。
膝が崩れた時などに、一気に駆け上り弱点を突く様な戦いになります。
従来のアクションゲームと違ってスピード感は無いですが、ワンダ独特の重厚感と手探りのバトルを楽しめます。
これこそが本当のボスバトルです。
難易度はかなり高めで、まるでパズルゲームの様なギミックが多く、最初のボスから苦戦する人も。
ボスとの戦闘は時間が掛かるので、めんどくさくなってしまったり、ノーヒントでの戦いで詰んでしまったりする人も。
チクチクと攻撃するだけのバトルなんかではありません。
全力で敵とぶつかり、一戦一戦に緊張するんです。
超高層ビルの一番上まで登り、強風や大きな揺れを必死にしがみつきながら弱点を目指す。
落ちたら即死のプレッシャーに耐えつつ、慎重に懸命に。
ゲームとは言え、かなりの緊張感がアナタを包みます。
実際に自分が登ってるかのような没入感が、画面を通じて伝わってきます。
必死の思いでそこを乗り越え、巨人の弱点に剣を突き刺した時、時間はスローモーションになり静かに巨人が崩れ落ちる。
最後の一撃は、せつない。
このゲームに合わない人
雰囲気ゲーだけだと思ってる人
めっちゃ難しいゲームです。
アクションゲームの基本となる、パターン構築が出来ない方だと、永遠と殺されます。
泣ける話を期待してる人
ストーリーは多くを語らず、プレイヤーである皆様に委ねてる部分があるので、感動する話が聞けるわけではありません。
遊べば分かると思いますが、ゲームから感じる雰囲気に感動します。
分かりやすいストーリーが好きな方
明確なストーリーの説明が無いので、分かりにくいです。
好きな人は好きだけど、嫌いな人は嫌いな感じですね。
まとめ!
ゲームの価値観を見直す名作
名前は聞いたことあるけど実際どうなのよと思い続け、遊んでみたら衝撃を受けました。
ゲームでここまで感動したのはホントに初めて。
ゲーム初心者向けと言うよりも、ゲーム好きにこそ遊んで欲しい作品です。
夢中になって遊んで、ボスを倒した時に感じるせつない気持ち‥
コレで終わってしまうんだなと喪失感を感じる
もどかしい気持ち。
記憶を消して純粋な気持ちでもう一度遊びたいと思える良いゲームでした。
PS2版なら500円以下だし、PS3でリメイクされた物も安く手に入ると思うので、必ず遊んで欲しいです。
きっと、何か心に残るモノと出会うことでしょう。
あなたもきっと感じるでしょう。
最後の一撃は、せつない。
寂しいので質問やコメントはお気軽に~(笑)