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【KIDS レビュー】plug&play開発者が送る人間味あふれるアート作品

plug&playの開発者が新しいゲームを作ったという情報を小耳に挟み、思わず目が見開いた。ゲーム性なんてほぼ皆無で何を伝えたいのかすら謎だったのに、続編が発売されたなんて正直ビビりました。

前作にあたるplug&playを知らない人は参考程度にこちらの記事をご覧ください。

plug&playレビュー

哲学チックでゲーム性の欠片もないゲーム。まるで海外の芸術家が書いたアート作品の様なゲームでした。面白かったのかと聞かれれば、正直オススメは出来ないのが本音。

こうゆう

だって訳が分からないんですもん(笑)

今回紹介する”KIDS”はplug&playと同系列のゲームです。単純にマウスをクリックしたりドラックさせたりして眺めるのがメイン。ぶっちゃけ面白くない。

値段は300円と非常にリーズナブルですが、だったらカップラーメン買ってダラダラ過ごす方がよっぽど有意義だとも感じちゃいます。面白くないゲームに300円も払いたくない人も居るでしょう。

 

でも、不思議と買っていました。直感と言うかなんというか気づいたらインストールしてました(笑)

ブログのネタにする為なのか無意識と言って良いほどの即決。自分でも恐ろしいチャレンジ精神だと思っちゃいます。面白くないと分かりつつ手が伸びるって相当スゴイことだと思いませんか?

こうゆう

なんだかんだ哲学チックなゲームが好きなんですよね(笑)

”KIDS”は異色のゲームなので気になってても購入を渋ってる人も多いと思います。そこで今回は今作がどのようなゲームなのか説明しつつ、個人的な考察を交えながら記事を書こうと思います。

KIDSってどんなゲーム?

呼んで字のごとくKIDS(キッズ)とは子供と言う意味です。ここで注目したいのが”複数形”という形になってる部分。正確に言えば”子供たち”と訳するべきでしょう。

子供も子供たちも変わらんやろ(笑)

そう思うかも知れませんが”複数”という部分こそ、KIDSというゲームの根底にある要素のカギになるんです。

 

ゲームの流れとしてはクリックやドラッグで大量の人間を操り、物語を進める形になります。

こうゆう

この時点で既に謎です(笑)

説明も何もなくゲームが始まり、良く分からないままフィーリングで進めることになります。

穴に落ちたかと思えば、次は多数決で次の目的地を決めます。

集団心理とは恐ろしいもので、個人がどれだけ足掻いても染まってしまうもの。何とも皮肉めいた表現を使う製作者だなと痛感。

これのどこが面白いの?

そう思うのが普通です。この動画を見て面白そうとだと感じる方がヤバいです。

 

KIDSはインタラクティブ性の高いゲーム

インタラクティブ性とは対話という意味であり、簡単に言うとゲームと意見交換をするような要素が隠れてます。

はっ?意味が分からんぞ(笑)
となりますよね(笑)大体のゲームは中身を語る時にこんな感じになるはず。
  • あのキャラクターの性能は初心者でも扱いやすいからオススメ
  • そのステージは序盤からガンガン技を使って攻略した方が良い
  • このストーリーはめっちゃ感動して泣ける
当たり前ですがゲームの作中の事に関して焦点が重なります。これは至極当然のこと。
インタラクティブ性の優れたゲームになるとニュアンスが変わります。
  • あのキャラクターは何を想ってどうしてあんな行動を取ったんだろう
  • そのステージはどうして感情剥き出しで敵が襲ってくるんだろう
  • このシーンは自分ならこんな事は言わないで別のことを言うだろう

インタラクティブ性を重視する作品は、あなたが元々持ってる考えや感情を中心に焦点が重なります。

ゲームと対話する機会が多いのが特徴なんです。自分の腕前を試したりゲームの世界に没頭するのが好きな人は向いてないジャンルと言えるでしょう。

こうゆう

答えの出ない問題に永遠と向き合いたくなる様な人は間違いなくハマると思います。
僕はうだうだと考えるが好きなので意外とKIDSが好きだったりします(笑)

 

こんな身も蓋もない謎のゲームに人間のちっぽけさを表現されてる。むしろKIDSだからこそ表現できるのかもしれない。

 

皆がやるから自分もやる

今まで自分が信じてきた道ですら一人ぼっちになると心が揺れる。自分は間違っていたのかも知れないと不安になったり、どこかで道を誤ったと感じてしまうかもしれない。一人は怖い。

ゲームとは思えないほど抽象的で漠然とした印象を与えるKIDS。このような表現が永遠と続いていくのが今作なんです。

KIDSを個人的に考察してみた

ネタバレになってしまうのでゲームの中身は伏せますが、自分の考察を書きたいと思います。

冒頭からしつこい程アピールしてましたが、今作の肝は”複数”という部分。独りの時と皆んなが居る時で意見はコロコロ変わってしまう。

それは怖いからだと僕は思います。

  • 変わり者
  • 協調性がない
  • ひねくれてる

何かにチャレンジする人を見つけては光に照らされた人生の道を外れることを揶揄し、多勢に無勢である人を嘲笑う。

それが嫌だから思考が止まる。思考が止まれば自分も止まる。それでも時だけは流れ続ける。

こうゆう

そうなると人間は何を想うと思いますか?

人は弱いんです。だから自分の身を守ろうと自分で自分を擁護するんです。

  • 自分は間違ってない
  • 自分がおかしいのではなく周りがおかしい
  • 恥をかきたくない

一生懸命に自分を肯定します。誰だってそうですし僕もそうです。

今までやってきたことを否定されれば理屈っぽく反論したり、周りと同じことで安心感を感じる時だってあります。

 

でもそれってKIDSの穴に落ちるシーンとしてるなって思ったんです。

普通に考えれば底の見えない穴に落ちることなんてしないのに、誰かが飛び込んでるところを見ると不思議と付いていきたくなる。最後の一人になろうものなら自分がおかしいと錯覚さえするでしょう。

今作が訴えかけてるテーマを僕は良く分かりませんが一つ感じ取れたことがあります。

 

人間の弱さです。

多くの人間は意志が弱くて、何をするにも誰かの後を付いていくことばかり。結果的に仲間はいっぱい居るのに真っ暗な穴に落ちるような愚行を重ねる。

皆だって同じじゃないかと唱えながら誰かと自分を重ねることで安心を覚える。それでも別にいいとは思う。けど時が経つにつれて自分の存在が薄くなる。

KIDSはゲームが進むにつれて人間の数が増えていきます。まるで人生を比喩してるようです。

こうゆう

下の方が数が多いのに気づきましたか?

歳を取れば取るほど仲間は増え、自分もそれと同化する。すると自分がどこにいるのかすらも分からなくなる。このゲームのまんまです。

誰かと同じことをし続けるって事は自分で自分の存在を消してるような事だと思うんです。

KIDSが伝えたいことは”独りは怖いけど誰かと同じことをし続けることの方が怖い”ってことだと考えました。

あくまで僕の個人的な感想なので人によって意見は異なりますし、製作者の意図と180度ズレてることもあるでしょう。ぶっちゃけ正解なんてないですし(笑)

KIDSの感想

まず言えることは面白くはない(笑)

色々と深いテーマ性を感じたので気になったら買うべき!とも思いません(笑)

じゃあダメじゃん(笑)

というかこの手のゲームは最早アートなんですよ。ゲーム性なんてあってないようなモノだし。

そもそも僕が偉そうに言えることは”自分がどう感じたか”ってことくらいで、購入を奨める理由もなければ義理もないです。

個人的に買って後悔はしてませんし、良かったとは思います。たかだか300円で学びや発見が得られたので非常に儲けものだと感じてます。

でもそんなことを感じれるのは僕くらい性格が捻くれてる変わり者だと思うので、オススメはマジでしません。こんなゲームあるんだぁ~って思って欲しいだけです(笑)

最後に今作から学んだ教訓を生かしてあなたにメッセージを送ります。

誰かと違うことは孤独、みんなと同じことも孤独

結局みんなと同じことをし続けても、行き着く先に自分の存在が輝くなんてことはない。せいぜい背景の一部になるのが関の山でしょう。それこそ孤独です。

だったら怖くても自分がやりたいことをやって孤独な主人公になった方が人生は楽しいんじゃねと僕は思います。

別に誰かを突っぱねて生きろなんて言いません。

時には自分の声に正直になって、”子供”の様な純粋な気持ちを大切にしても良いのかなと思います。

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